現代ヨガの源流を受け継ぐ稀有の日本人ヨガ指導者、吉田つとむ先生。
ヨガの指導に携わる方やヨガをより深めたい方にお勧めのワークショップです。
初心者も受講できるものもあります。
[現代ヨガの源流]
現在広く世界中で行われている現代ヨーガの父はインドのクリシュナマチャリア師(1888-1989)とされています。
師はインドの伝統的なヨガアーサナに欧米式のエクササイズを融合しながら、アシュタンガ・ヨーガに代表されるヨーガ・ヴィニヤーサスタイルを確立しました。
師から、直接、教えを受けた中にパタビジョイス師(1915-2009)、B.K.S.アイアンガー師(1918-2014)らがいます。
パタビジョイス師はヴィニヤーサスタイルをそのまま継承し、B.K.S.アイアンガー師は、その後、独自のアイアンガーヨガを確立し、現在広く使われるプロップスも考案した。
アイアンガーヨガは、1950年代に欧米に伝えられ、日本では1980年代に沖ヨガ道場がアイアンガー師を招聘したことを契機に広がりとなっていきます。このとき、アイアンガー師の通訳となったのが、当時、沖ヨガ道場で指導に携わっていた吉田つとむ先生でした。
先生は、その後、インドに渡り、数年間、アイアンガー師とともに練習を重ねます。日本でアイアンガーヨガの普及に努めた後、パタビジョイス師のもとでアシュタンガーヨガも習得し、自身のヨガの世界を広げていきます。
現在、メソッドやテクニックとしての形あるものと、それらを乗り物として、ヴェーダ、ウパニシャッド、古典ヨーガを経て連綿と受け継がれるものとの融合を課題として取り組んでいらっしゃいます。
吉田つとむ先生が書かれた記事は、下記のアドレスからお読みいただけます。
ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ
https://yogalife-school.jp/blog/category/yoga/
講師 吉田つとむ
和歌山市出身。横浜市立大学仏文科卒業。1973~80年在仏、パリ大学留学(仏文学、演劇)。帰国後ヨーガ指導の傍らフランス語通訳・翻訳業に従事。
1980年「沖ヨガ道場」入所、沖正弘導師に師事。
1981年B.K.S.アイアンガー師に邂逅、師の通訳となる。
1981年以降数十回にわたりインド・プーナの「アイアンガーヨーガ・インスティテュート」にてアイアンガー師に師事、ヨーガ指導者として認証される。
プーナの「オショー瞑想センター」にて各種心理療法研修後、1990年サニヤーシンとなる。頭蓋仙骨療法(クラニオ・バイオダイナミックス)を修習、以後クラニオ・セラピストとなる。
1990年以降ゴーエンカ師の「ヴィパアサナー瞑想センター」にて瞑想修習、フェルデンクライス気づきのレッスンを応用指導。
1996~99年インド・マイソールの「アシュターンガ・ヨーガ研修所」にてK・パタビジョイス師に師事。
1982~96年東京にて「アイアンガーヨガ研修所」主宰、アイアンガーヨーガを指導。
1996~2005年東京にて、2005年以降は和歌山にて「心と体のヨガ教室」主宰、ヨーガ、気づきのレッスンを指導、クラニオ療法個人セッションを施療に従事している。
2008、2013~14年、にもプーナのアイアンガー師のもとを訪れ、2015年11月同師の著書の翻訳本「ヨーガの樹」を出版。
2010年より、「ヨガライフスクールインサッポロ」(札幌市)においてインストラクターの指導にあたる傍ら、定期的にワークショップを開催。