正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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リモートワーク・テレワーク

     - 鍼灸治療

この頃、よく耳にする「リモート」というものを初体験いたしました。
女性鍼灸師4~5名で数ヶ月に1度、勉強会をしたり情報交換をしたりしています。
しかし、こういうご時世でしたので2020年に入ってからは一度も会合を持てませんでした。
若手の方からリモートでやってみましょうということで、
設定も何もかもおまかせで私などは参加のボタンをポチッと押すだけでした。
ただ、4~5名が実際に会わずとも顔を見て話ができるというのは便利なものですね。

当院のお客様の中にもテレワークになってから
腰痛・肩こり・首こりの症状を訴える方が5月下旬頃から多くなりました。
仕事をするときの姿勢をうかがうと自宅での作業は
ダイニングテーブルと椅子あるいは床に座るローテーブルでということでした。
日本工業規格によるとオフイスの机は高さ 72㎝。椅子は40~42㎝。
ダイニングテーブルの高さ65~75㎝。椅子は45㎝。とされています。
たかだか数㎝の違い、とあなどれません。
毎日8時間、不自然な姿勢でデスクワーク作業が続くと肩こり、首こり、腰痛が出てしまいますね・・・。
会社によってはテレワーク作業に必要なものを購入する補助金が出るというところもあるようです。
けれども、デスクと椅子を購入するのは、なかなか・・・というのが実情のようです。
肩こり、首こり、腰痛の予防にはストレッチが役立ちます。
ヨガに通っている皆さんには釈迦に説法でしょうが作業の途中1~2時間に1回5分程度やってみてください。
ストレッチの種類・方法はたくさんありますが一例として、とっても簡単なものをご紹介します。
図を参考に一動作45秒くらいかけてゆっくり行ってみてください。

肩

首2

首1腰 


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」415号(2020年7月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。