正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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1年の終わりに

     - 鍼灸治療

2011年が終わります

この1年を振り返るとき3・11を忘れることはできません。

自分の生き方、死生観を今一度、問い直さざるを得ない出来事でした。

私が永く親しみ、学んできたヨガの哲学にも、後年に学んだ東洋医学にも根底に“人間は自然や宇宙の一部である”という考え方があります。

私たちは私たちを取り囲む環境の影響を受けながら生きています。

このたびの地震、津波の被害は膨大でした。自然が起こした出来事は回復に予測がたてられます。しかし、それに付随して起こった原子力発電所の事故は・・・・・・。人類の発展は環境の破壊とともにあったとしても、自然界の回復力や自浄作用を超える環境破壊は、結局人類自身へのしっぺ返しとなることをすでに知っていたのではなかったのでしょうか?

大きな「ちから」を持たない私にできることはいったいなんでしょう?と、これからも自分自身に問いかけていくことでしょう。

失われたたくさんの『命』と心に深い傷を受けた方々に祈りをこめて。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」312号(2011年12月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。