正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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疲れましたね除雪

     - 鍼灸治療

3月となりましたが今冬は降雪量もさることながら、気温が低いため積雪量が多く除雪作業に苦労が続いていませんか?

除雪車の置いていった固く締まった雪は剣先スコップなどで突き崩してからの除雪となり腰、膝はもちろんですが腕や手の疲労もかなりのものとなります。スコップやママさんダンプを握っての作業は手のひらの屈筋や内転筋が疲労します。

作業のあとに手の疲れを解消するマッサージとツボを押してのセルフケアはいかがでしょう。

まず、洗面器などに約42℃のお湯を張り、F&E酵素を10㏄~20㏄いれます。手首から先を洗面器に入れ、5分ほど温めてタオルで水分を拭き取り、いつもお使いになっているハンドクリームを塗ります。そして図のように指、手の甲の骨と骨の間、掌を気持ちのよい強さでマッサージし、手の疲れを解消するツボ魚際・大陵・内関を押してみましょう。手の疲れが癒されますと肩や首のコリも楽になってきます。

魚際・・・親指の付け根のふっくらしたところで、てのひらと手の甲の境目のあたり

大陵・・・手首の横しわの真ん中あたり

内関・・・大陵から親指2本上のあたり


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」327号(2013年3月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。