正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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お灸教室開催

     - 鍼灸治療

かねてよりご案内しておりました2016年度第1回目のお灸教室“ストレス解消にお灸!!”が6月26日(日)楽しい雰囲気の中、終了いたしました。

日本にお灸という治療法が伝わってきた歴史や、お灸の素材である“もぐさ”は何でできているのかというお話や“ツボ”の見つけ方のご案内のあと、実際に腕や足にあるストレスに効果のあるツボにそれぞれお灸をしていただきました。

温かく、気持ちのよいお灸をしていただくことにはいくつかのストレス解消へのヒントがあります。

お灸をする時間は準備と後片付けを入れましても20分程度で終えることができます。さて、私たちは日常に自分のためだけにゆったりした時間を20分取れているでしょうか?

火を使うセルフケアなので、うっかり床に落とし焦がしてもいけませんので電話やメール、ラインもその間お休みしてくださいねとお願いします。TVもOFFにしてください。ご自分のカラダに伝わるほのかな温かさを感じ取ってください。お灸を習慣にしていると同じ場所なのに熱さの感じ方が違うことがあります。そんな時、あ…この頃冷えているのかな、食べ過ぎかもしれない…などとご自分の日常を振り返ることができます。

また、ゆったりした環境で気持ちのよい温かさを感じている時には副交感神経が優位となりカラダが自動的にリラックスの方向へむかっていきます。

ストレスはつらいことや嫌なことだけでおきるものではなく、嬉しいこと、たとえば結婚、昇進、家の新築などでもおきます。ストレスは小さいうちに上手に解消してゆきたいものです。ストレス解消が上手な人はストレス解消のツールをたくさん持っているそうです。“お灸をする”というのもみなさんのストレス解消のツールに加えていただきたいものです。

次回のお灸教室は8月21日(日)夏の冷え対策をテーマに開催いたします。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」367号(2016年7月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。