正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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春はあけぼの・・・?春は毒出し!!

     - 鍼灸治療

“春はあけぼの・・”といったのは清少納言ですね。東洋医学的には“春は毒出し”でございます。

四季の養生を説いた東洋医学の古典には冬はあまり活動をせず、じーっとして体内に蓄えたものを大事に使い、春になりましたら使いきれなかったいらないモノを発散しましょうと記されています。

北海道民になじみの深いヒグマは冬ごもりに備えて秋にドングリや山ブドウなどをたくさん食べます。そして冬眠中は原則、何も食べず排泄もしないと言われています。冬眠中のヒグマには便が肛門近くに長い時間貯留し、通称“留糞”と呼ばれるものが詰まっているのだそうです。春、穴から出てきたヒグマは雪をなめることから始め山草の芽などを食べ“留糞”を排泄してから通常の食生活に戻っていくのだそうです。私たちも冬に代謝しきれなかったものを排出してから活動的な春を過ごしていきたいですね。

3/12(日)のお灸教室のテーマは『毒出し』です。

むくみに象徴される“水毒”、冷え、瘀血にかかわる“血毒”、食べ過ぎ、便秘が原因となる“食毒”。

これら『三毒』を解消するツボをご紹介しお灸によるセルフケアをご一緒に体験していただきます。『毒』が気になるかたはどうぞご参加くださいませ。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」375号(2017年3月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。