正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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妊活は男女ともに

     - 鍼灸治療

F&E鍼灸院は開院以来、妊活中の女性のサポートに力を入れてまいりました。

2010年から2013年頃には野田聖子衆議院議員の妊活報道や河合蘭氏の『卵子の老化の真実』の出版などがあり卵子は老化するのだという事実も認識されてきました。妊活というと女性の治療が先行し男性の参加が遅れているのが現状です。1998年WHOの調査では下記のグラフのような結果となっています。

最近やっと男性不妊についての情報もマスメディアに出回るようになりました。2018年9月19日放送のNHKクローズアップ現代でも「精子力クライシス」というテーマで妊活における男性側の検査や治療についての内容となっておりました。

妊活は男女で一緒に取り組んで行くことが大切です。男性も基本的な検査をなさって必要とあれば治療を受けていただきたいものです。その上で日常生活の注意点として獨協医科大学越谷病院 泌尿器科主任教授 岡田弘先生は次のようなことをあげています。

・適切な睡眠と適度な運動
・禁煙
・メタボの解消
・長風呂、サウナを控える
・下着はブリーフよりトランクスなど

ただ、残念ながら男性不妊専門医は全国で約50人しかいないということですがNPO法人男性不妊ドクターズ

https://www.mids.jp/

などを参照に正確かつ詳しい情報をもとに男性の妊活行動が広がることを期待します。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」395号(2018年11月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。