正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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ヘビと金運

     - 鍼灸治療

明けましておめでとうございます。

今年は巳年ですね。ヘビといえば15、6年前ヨガ教室主催で夏の断食合宿をニセコ山の家で開催したことがありました。五色温泉のあたりを散歩していた時、1mくらいあるヘビの抜け殻を見つけました。ヘビの抜け殻をお財布に入れておくと金運がよくなると聞いたことがあり3cmくらいを切り取って持ち帰りました。文房具屋さんでラミネートパウチしてもらい、しばくは持っていました。金運がよくなったかは???です。

なぜヘビは金運・財運と関わりがあるのでしょう。少し調べてみました。

農耕を生活の糧とした私たちの先祖は畑を荒らす野ネズミや米を保存する米蔵に棲みつき米を食べてしまう家ネズミを捕食するアオダイショウをある意味では大切にしていたようです。また、そのアルビノの白蛇は「神の使い」とみなされて信仰の対象となっています。

インドのヒンドゥー教にサラスヴァティーという女神がいます。水と川と豊穣の女神です。 

穢れをはらい、富をもたらすとして崇拝されています。その女神が中国を経て弁財天として日本に伝わりました。そして日本にすでに祀られていた福徳をもたらす宇賀神(姿は頭が老人で体はヘビ)との神仏集合によりその特性が拡大したようです。弁財天+宇賀神=水とのゆかり、金運、財運、ヘビという図式が浮かんできます。

長くてにょろりとしたヘビが好きという人は多くはないでしょう。私は毒のあるヘビは恐れますが毒のないアオダイショウは怖いとは思いません。子供のころ、田舎の祖父母の家に遊びに行ったとき納屋や畑でアオダイショウに出会うのは日常的だったからでしょうか。

今年もよろしくお願いいたします。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」469号(2025年1月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。