舌が教えてくれること
- 鍼灸治療
紀元前2世紀ごろの中国に起源を持つ東洋医学。長い年月の治療経験に基づいて紀元前200年頃に編纂されたのが「黄帝内経」という医学書です。その医学書の中に望診といって顔の色をみたり体の様子を観察したり、声の調子を聞いたり、体から発する匂いなどで健康状態を診断する方法が記されています。望診をさらに細分化したなかに〝舌を診る〟というのがあります。皮膚に覆われた体表とちがい、舌は薄い粘膜に覆われているだけなのでカラダの内部の情報を読み取ることが可能です。舌を診るときは形、色、苔の状態を見ます。鏡でご自分の舌をチェックして健康状態をチェックしてみませんか?
≪形≫
舌の輪郭部分に歯形がついている・・・水の滞り。甘いものの摂りすぎ
痩せている・・・栄養不足
≪色≫
赤みが強い・・・カラダに熱がこもって水分が不足している
暗紅色や紫色に近い・・・瘀血の特徴。血の巡りが滞っている
≪苔≫
舌苔が厚く黄色味を帯びている・・・食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸が弱っている
舌苔がない・・・疲労、体力不足、貧血、生理不順
ちなみに健康な舌は淡いピンク色、白い苔が薄くついて表面が適度に湿っていて、質感も均一な状態といわれています。

この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」484号(2026年4月6日発行)に掲載された記事です。
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著者 ●鍼灸師 |
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