正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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目の疲れは早めに解消しましょう

     - 鍼灸治療

今年の二月上旬の報道で日本の携帯電話の契約件数が一億台を越えたそうです。パソコンも携帯電話も出始めの頃は「若い人のもの」という感がありましたが、いまでは赤ちゃんや幼児以外のあらゆる年代の方々の必要不可欠な機器となったようです。

パソコンも携帯電話も大変便利なものなのですが、パソコンや携帯電話のディスプレイは印刷された文字とは違い細かく点滅しているため長時間見ていますと目には大きな負担となります。目の疲れが進みますと目の奥が痛んだり、頭痛がおきたり、首・肩が凝ったり、さらにひどくなると吐き気がしたりします。

社会生活をおくる中でこれらの機器を使わずにはいられません。自己管理として五十分仕事をしたら十分休む、など目に負担をかけ続けないようにできたらよいですね。しかし、「十分も休憩できませんよ!!」というのが現状ではないでしょうか?せめて、トイレなどに立ったときに目の疲れを取るツボを刺激して疲れを早めに解消してはいかがでしょうか?

目の疲れを解消するツボはたくさんありますが、ひとりで手軽に押しやすい代表的な四つのツボをご紹介しましょう。(図参照)

  • 攅竹(さんちく)
    眉頭のすぐ下側の少し窪んだところ
  • 太陽(たいよう)
    眉毛の外端と目尻の外端を結ぶ線の中央から二cmほど外側
  • 晴明(せいめい)
    内目尻と鼻の付け根の間
  • 合谷(ごうこく)
    親指と人差し指の間

それぞれのツボを三~五秒、痛気持ちよい強さで押します。眼球を押さないようにしましょう。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」255号(2007年3月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。