瞑想会
- 鍼灸治療
ヨガに関心を持ちはじめますといろいろなことを知りたくて本などを読み漁ります。
するとヨガの究極の目的はサマーディ(三昧)にあり、
その過程に瞑想もあるということを知ります。
ヨガの指導員をしていた頃は当協会主催の合宿やワークショップの中で瞑想を学ぶ機会があり、
また自ら求めて瞑想を指導してくださる先生についたこともあります。
しかし、いつもぶつかる壁は座っている時の足の痛み、つぎつぎと頭に浮かんでくる事々でした。
足の痛みについては体ができていないと一蹴され、
妄想については、とらわれないようにしなさいと指導されましたが、
ずーっととらわれっぱなしでした。
そんな私には今回ご指導を受けたヴィパッサナー瞑想は驚きでした。
足の痛みも妄想も否定されることはなく当然起こるべきこととして
その対策が体とアタマの中に起こっていることの「実況中継」をすることでした。
このように「実況中継」などと書きますと
真剣味がないような印象を持たれる方がいるかもしれませんが、
実際にやってみますとなるほどと思われますよ。
スマナサーラ長老様のことも知らず、全く予備知識もないままに参加しましたが、
アタマの中にピカッと電気がついた瞑想会でした。
今回の企画のキーパースンとなられた石飛道子先生の「ブッダ論理学五つの難問」(講談社選書メチエ)を
わからないながらも読ませていただいていたこともスマナサーラ長老様の講義の理解の助けになっています。
あらためてこのような機会を作ってくださった石飛道子先生に感謝いたします。
そして、再びこのような機会のありますことを願っております。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」280号(2009年4月6日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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