正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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冬に負けないカラダとココロ

     - 鍼灸治療

今年の冬は雪も少なく暖かくて良いなあと思っていましたら、
年が明けて大雪と寒さがドッと押し寄せてきましたね。
皆さんは寒さ対策をどのようにされていますか?
あたたかい服装をしてあたたかいものを食べるというのはどなたもなさっていると思います。
東洋医学のツボを利用し、より効果を上げてはいかがでしょう?
首の後ろ側には体の表面のバリア機能を高め外の冷たい刺激から体を守る作用のあるツボがあります。
また、お腹、腰まわり、足首周辺にも冷えを解消するためのツボがありますので、
マフラー、腹巻、レッグウォーマーや厚手の靴下などで重点的にあたためてあげると良いでしょう。
人間の体はあたたかい血液が全身に巡ることで体温を保っています。
抹消血液量を増加させる作用のあるビタミンEをとるのもおすすめです。
ビタミンEはごまや大豆などに多く含まれています。

「立春」が近づきますと春の気配が感じられるようになり、
寒さが除々にやわらいできますし、日も長くなってきます。
九州などでは梅も咲き始める頃ですのでちょっぴり気分が明るくなってきますよね。
しかし、北海道ではまだまだ除雪の作業が続いています。
寒さで縮こまった体で重い雪と格闘して肩や腰を傷めることも多いです。
いきなり外に飛び出さず、ウォーミングアップをして体を充分にあたためてから
除雪作業にとりかかられることをおすすめいたします。
そして夜はお風呂にゆっくりつかりましょう。鍼灸師としましてはお灸もおすすめです。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」302号(2011年2月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。