正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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寒さ・冷え対策

     - 鍼灸治療

2月も厳しい寒さが続きます。そんな中でも立春、雨水(うすい)と春の兆しが感じられる節気もありますね。

東洋医学でカラダを考えるとき、肝・心・脾・肺・腎の五臓の働きがスムーズかどうかがポイントになります。五臓にはそれぞれに役割や特徴があります。五臓の中で生命力を担当しているのが「腎」です。その「腎」は寒さや冷えにとても弱いのが特徴です。「腎」に機嫌よく働いてもらうためには冷えや寒さ対策が大切となります。
冷え・寒さ対策として
① 腹式呼吸
② 運動
③ 食事
④ 入浴
⑤ 服装
⑥ 睡眠
⑦ 温める
⑧ ストレスをためない
などがあげられます。ご自身でできることばかりです。鍼灸師の私としては⑦温めるのなかにお灸を取り入れてみてはと思います。女性の中にはお風呂にしっかり入ってもお布団に入る頃にはもう足が冷たくなってしまいよく眠れないという方がいます。このような方にお灸はなかなか役立ちます。

「腎」を助ける湧泉、女性の冷えの特効穴三陰交にセルフケアでお灸をしてみてはいいかがでしょう。今はYouTubeなどにお灸のやり方がUPされています。ただ、熱感については個人差もありますし、同一人でもその日の体調により熱さの感度が違いますのでご注意ください。ちょっと心配だなというかたには当院に「おウチDEお灸」というメニューがあります。お灸の取り扱い、ツボのとり方のご案内など所要時間 約40分、今のおカラダに適したお灸30個付きで2500円でございます。

冷え・寒さからカラダを守り、カラダを養い、エネルギーを蓄え、春に向けて体内環境を整えていきましょう。

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この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」434号(2022年2月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。