眠りについて
- 鍼灸治療
“春眠暁を覚えず”といわれますがみなさんはよく眠れていますか?この頃はスマートウオッチなどを装着したまま眠りますと心拍数や体の動きなどを感知し翌朝、スマートウォッチに睡眠状態が分析・評価されるようになっているそうですね。眠った感じがしないと不安のある人は目に見えるカタチでよく眠っていましたよと評価されると安心できるのでしょうね。その逆もありますね。自分ではよく眠れたなぁと感じてもスマートウォッチの評価が低いと不安になりますよね・・・
以前にも不眠について書かせていただいていますので今回は簡潔に次の2点について考えてみました。
◉カラダを動かすより、脳を働かせてばかりいる
オフィスではつねにパソコンの画面、プライベートでもスマホの画面を見つづけています。「目は露出した脳」と鍼灸学校の学生の時、解剖学の先生から教わりました。仕事ではなくとも目を使い続けることは脳を働かせているのです。スマホ、パソコンから出ているブルーライトも睡眠に影響を与えています。
◉食べたいものを、食べたいだけ、食べたい時に食べる
一年を通して食べたいものを、食べたいだけ、食べたい時に食べることができる生活環境。コンビニに行けば早朝でも深夜でもたいていの食べ物を購入することができます。それすらも面倒な時はデリバリーサービスを利用するとたいていのものは手に入ります。特に、夜遅く食べることが続くと就寝中も消化機能が働いているため眠りについても途中で目が覚めてしまったり昼間に眠くなったりします。
これらふたつのことを考えまして「気」をしずめるツボ太衝と不眠解消のツボ失眠をご案内します。
気持ちの良い強さで3〜5回、就寝前に押していただけると良いかと思います。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」436号(2022年4月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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