正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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私見 お灸検定

     - 鍼灸治療

8月9日は、はり・きゅうの日です。
古くから日本人に親しまれ、セルフケアとして役立ってきたお灸についての検定を考えてみました。
みなさんはどれだけご存知でしょうか?

問1 お灸の原料は(  )の葉である

問2 お灸が生まれたのは(  )年以上前の中国である

問3 現代のお灸の主流はもぐさと肌の間に台座を設けている(  )である

問4 貝原益軒の(  )は現代にも通じる健康の秘訣が書かれている

問5 健康を保つために「気」(  )「水」がスムーズにめぐることが大事だといわれている

答え
問1 ヨモギ
問2 3000
問3 間接灸
問4 養生訓
問5 「血」

暑い夏にお灸の話ですか?と思われるかもしれません。

私たちのカラダは自律神経の働きで夏の暑い時には血管を広げ汗を出し体温調節をしています。しかし、今の私たちの生活はエアコンの効いた室内と外気の温度差のなかにあります。この温度差に対応しようと自律神経の働きが乱れ、その結果「気」・「血」・「水」のめぐりも低下します。さらに冷たい飲み物の取り過ぎは胃腸の働きを低下させ、食欲もなくなりカラダに必要なエネルギーが不足し、体調不良を招くことなります。

そこでお灸の登場です!!

胃腸の調子をととのえ、自律神経の働きを高める足三里、湧泉のツボがおすすめ。お灸ができないときは指圧もよいと思います。

足三里、湧泉のイメージ


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」440号(2022年8月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。