睡眠について その1
- 鍼灸治療
私は鍼灸治療に来られる方に、食べられているか?出せているか?眠れているか?を必ず伺います。これらはその方の健康や元気の度合いを推察するときの大事な要素です。その中の睡眠について今月号と来月号の2回にわたって一緒に考えてみたいと思います。
そもそも睡眠の役割とはなんでしょう?
- 疲労回復
体の疲れは横になることでもある程度とれますが、脳の疲労は眠ることでしかとれません - 体細胞の再生修復
睡眠中に分泌される成長ホルモンは皮膚・毛髪・血管・筋肉などの再生修復にかかせないホルモンです - 免疫力アップ
睡眠中は交感神経の緊張がとれ副交感神経が働きリラックスします。その結果免疫細胞の働きが活発になります - ストレス解消
睡眠にはストレスホルモンを分解する働きがあります。 - 老化防止
睡眠不足になると老化の原因となる活性酸素が増えます - 記憶の定着
長期記憶を定着させる脳の海馬、大脳皮質、側頭葉のやりとりは睡眠中に行われています
以上のように書き出しますと睡眠って大事なんだなぁ〜と再認識いたしますね。ただ、誰もが満足のいく睡眠がとれていないのが実情です。次回はよく眠れるための方法を一緒に考えてみましょう!!
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」330号(2013年6月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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