正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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立春は過ぎたけれど

     - 鍼灸治療

この未来2月号がみなさまのお手元に届くころは立春を迎えていますね。日照時間が伸び春の気配が少し感じられるころです。それでも北海道はまだまだ冬の真っ只中。もうしばらくのあいだは冬の養生をこころがけてみましょう。東洋医学では「気血水」、「経絡」、「陰陽」、「虚実」、「寒熱」などちょっとわかりにくいことを基準に私たちの健康を考えています。

もう少しふんわりと解釈いたしますと自然や四季、気候風土の中で食事の取り方やココロの状態、カラダの状態などうま〜くバランスをとって暮らしましょうということでしょうか。寒い季節には自分の持っている「陽気」を逃さないように首にはマフラー、腹・腰にはお臍まである下着、足には足首まである靴下などで防御しましょう。

もう少し防御のポイントを絞りたいという場合大椎・腎兪・三陰交(図参照)の3つのツボをご案内しましょう。お灸が効果的なのですが指圧する、シャワーなどで温めるという方法でもよいでしょう。このほかにも「陽気」を保持する簡単の方法として太陽の光から「陽気」をいただくことです。冬でもお天気の良い日には深呼吸しながらお散歩しませんか?

 

 


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」446号(2023年2月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。