正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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10月10日は目の愛護デー

     - 鍼灸治療

私たちの目はPCやスマートフォンの普及によって知らず知らずのうちに疲れやすくなっています。このような症状は眼精疲労といわれ、さまざまな原因が考えられますが多くは調節障害=ピント調節の低下といわれています。私たちは物を見るとき距離や明るさによってたえず虹彩(瞳孔の周りの茶色い部分)と水晶体(瞳の奥にあるレンズの部分)を動かしてピントを合わせています。虹彩や水晶体を動かしているのは筋肉なので眼精疲労は筋肉疲労、筋肉痛とおなじということになります。筋肉疲労ととらえると対処の方法が浮かんできますね。

  1. 使い過ぎない
  2. 使い過ぎた時はクールダウン。
    *長時間冷やすと血流が悪くなって逆効果です。5分程度にとどめるのが良いでしょう
  3. 1日の終わりには温めてリラックス

東洋医学には目の疲労を回復するツボがたくさんあります。その中のいくつかをご紹介しましょう。

イラストを見ていただくとツボとは知らずとも押したり揉んだりしていたところですね。

ただ、これらのツボは目の周りですので繊細な部分です。強く押し過ぎないようにしましょう。当院では施術させていただく皆さまに手作りのあずきのeye hot pack を目の上に置かせていただいております。眼精疲労に重点を置いて施術をご希望の方には繊細な部分に対応したはり・きゅうを使っています。はり・きゅうはちょっと・・・というかたは電子レンジでチンした蒸しタオルなどを目の上にのせてあげると良いでしょう。40℃くらいがよいと思います。熱さには注意してくださいね。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」454号(2023年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。