山椒
- 鍼灸治療
5月下旬 山陰地方に旅行する機会がありました。
小さな城下町の八百屋さんで緑色の山椒の実が売られているのを見つけ調理の仕方もわからないまま思わず買ってしまいました。お店の方に尋ねたところ山椒の実の佃煮のレシピを教えて下さいました。
ハーブが好きで庭にバジル、チャイブ、ミントなど植えて楽しんでいますが日本のハーブの山椒も大好きです。20年ほどまえF・E・ヨガライフ協会苫小牧支部長のC先生の奥様から、約30㎝くらいの山椒の木をわけていただき庭に植えました。すくすくと育ち私の身長を超えましたが実はならず、調べますと雄株と雌株があり実がなるのは雌株とのこと。山椒の葉=木の芽は木の芽みそや薬味などで食卓を楽しませていただきました。しかし、山椒の葉はアゲハチョウの幼虫が大好物で毎年葉っぱが食べられ続け、年月の経つうちだんだん元気がなくなり枯れてしまいました。
こんなわけで葉の使い方は知っておりましたが実の方は・・・? さて、レシピ通りに作ってみましたらこんなに量が減ってしまいました(写真参照)。お味の方はあのピリリとした中に少しさわやかさのあるおいしい佃煮ができました。
山椒にはもうひとつ〝想い〟があります。山椒の木で作られたすりこぎを永年、欲しいなぁと思っております。すりこぎは長く使っていますと短くなっていくものです。ということは微量ではありますがすりこぎも食べているということですね。デパートの台所用品売り場にありましたのは中国産の山椒の木を使ってましたので購入を断念いたしました。インターネットのショップで調べますと国産の木を使用した物は少しお高いので未だに躊躇しております…。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」343号(2014年7月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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