正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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妊活のこと

     - 鍼灸治療

当院の鍼灸治療を受けていただいている、まもなく40才をむかえる方が妊娠されました。クリニックにも通院されていますが、お仕事が忙しくこのたびの周期はクリニックでの治療はパスせざるをえませんでした。

自然妊娠であります。

別の日に、もうすぐ40才をむかえる方が妊活の鍼灸治療で来院されました。施術後お支払いを終え、帰り間際 振り返りながら『40才で妊娠した方いますか?』と尋ねられました。ああ、このかたが一番聞きたかったことはこのことだったんですね・・・・。

鍼灸治療をすれば40才でも必ず妊娠しますとは申しあげることはできません。鍼灸治療は体の調子を整え、妊娠しやすい体の環境を作るお手伝いをすることは可能です。具体的に申し上げますと

① 冷えの改善
② ストレスの緩和
③ 安眠
④ 自律神経を整える

などがあげられます。その結果として鍼灸治療に来られている方々から卵胞が以前より大きく育った、内膜の厚みが増えた、妊娠に至った、などのご報告いただき喜んでいただいております。

ただ、妊娠には男性側の要因も大事です。さすがに、今は不妊原因は女性と決めつける人はいないと思います。WHOによりますと不妊の原因の48%は男性側の原因であるという調査結果も出ています。

それでも、妊活の治療は女性の生理周期をもとに進みます。女性のココロとカラダにとても負担がかかります。

F&E鍼灸院はいつも女性の味方です。

*記事の中のエピソードにつきましてはご本人の了解を得ています。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」382号(2017年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。