正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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受験生の体調管理にツボ!!

     - 鍼灸治療

受験生の体調管理にツボ!!受験生のいるご家庭では何かと気のもめるシーズンとなりました。お勉強のお手伝いはなかなかできませんが体調管理のサポートはご家族の大事な役割かと存じます。

季節柄、心配されるのはインフルエンザと風邪でしょうか。風邪、インフルエンザはまずは予防が大事ですね。

① マスク
② 手洗い
③ うがい
④ 室内の乾燥対策
⑤ 疲労
⑥ バランスのとれた食事

などに注意して過ごしていただきたいものですね。

東洋医学では風邪は風(ふう)の邪(じゃ)が首の後ろから侵入してくると考えられています。首の回りを冷やさない工夫をして下さい。

鍼灸治療では風邪の予防や風邪の引き始めには大椎(だいつい)というツボにお灸をいたします。ご家庭では入浴時に熱めのシャワーを当てる、小さいホカロンを貼るなどの方法も良いかと存じます。

また受験生には集中力も気になることだと思います。ツボ療法の中に集中力をつけるツボというのはいくつかありますが頭や目の疲れも同時に取ることができる百会(ひゃくえ)をご紹介いたします。ヨガに来られている方にはおなじみのツボですね。ゆっくり息を吐きながら心地の良い強さで5回ほど押していただけるとスッキリします。

受験生のみなさん、体調を整えて試験を乗り切ってくださいね。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」386号(2018年2月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。