正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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あなたの目は大丈夫?

     - 鍼灸治療

私はふだん、車で通勤をしています。ときどき地下鉄に乗るとギョッとすることがあります。車内の座っている方の95%はスマホを見ているのです。私はどこか別の世界にきたのだろうかと思ってしまいます。

大事な用件などをメール、ラインでやりとりしている方もいるでしょうがお隣の方の手元が目に入ってきますとゲームの画面です。

14年前、鍼灸院を開設した頃にも目の疲れを訴える方はいらっしゃいましたが最近ではほぼ100%の方が目の疲れと首・肩のコリを訴えられます。

日本眼科医会ではIT機器を長時間使用することにより起る目の疲れをはじめとした頭痛、肩こりストレスなどを「IT眼症」と呼んでいます。今の時代にPCやスマホを使わないということはもはや不可能です。IT眼症の症状を緩和したり症状が起きにくくなる対策はいくつかありますのでご案内いたします。

① まばたきをする
通常私たちは3秒に1回まばたきをしているのですがIT作業中は12秒に1回担っているそうです。

② 連続したIT作業時間は1時間以内にする
IT作業は45分過ぎるとミスが急増するというデータもあります。

③ 姿勢に注意する
椅子に深く腰掛け足裏全体が床につける。

④ 目のまわりにあるツボ(図参照)を押す
押し方のコツ
・1ヶ所3〜5秒、3〜5回気持ちの良い強さで押しましょう
・眼球を押さない


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」391号(2018年7月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。