正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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新年度が始まりました

     - 鍼灸治療

今年は改元を5月に控え、例年より忙しさが増しているのではありませんか?

社会人も学生も新しい環境での生活が始まりしばらくするとココロやカラダの不調があらわれることがあります。不調にならないようにいくつかの方法をご案内したいと思います。

その日のストレスはその日のうちにカタをつける

特別なことをしようとするとそれもストレスになりますね。お風呂には皆さん入ります。
それを上手に利用しましょう。

入浴には温熱作用、水圧作用、浮力作用などの健康効果があります。温熱作用はカラダを温める働きですね。水圧作用はカラダにかかる水圧のことです。湯船に首まで浸かったときカラダ全体にかかる力は約1トンと言われています。その力で血液やリンパの流れをよくします。夏なら38度前後の風呂に10分くらい入るのが目安です。そしてその間にストレス解消に効果のある百会・風池・太衝のツボを押してください。

浮力作用で体重は10分の1となり体重を支えている筋肉や関節を休ませることができます。

フェイク・スマイルで脳をだましましょう

2009年、ドイツの脳科学者ミュンテは割り箸など棒状のものを横に咥えるか縦に咥えるかによって感情が変化することを発表しています。割り箸を横に咥えると、表情筋の使い方が笑顔と似た状態になり、脳ではドーパミンが増えると言われています。もちろん楽しいことがあって「アッハッハ」と笑うのが良いのでしょうがフェイク・スマイルで脳をだまして忙しいシーズンを乗り切りましょう。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」400号(2019年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。