正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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ランニングする人に“とっておきのツボ”

     - 鍼灸治療

①基本のツボ
然谷・大都・太白

今年も各地でマラソン大会が開催されるシーズンがやってまいりました。

私も5月5日の日刊スポーツ豊平川マラソン5Kコース、5月19日の洞爺湖マラソン10Kコースにエントリーしました。4月から毎日曜日、戸外でのランニングをスタートさせました。60歳を越えてからのランニングです。無理はできません。ケガもいけません。ランニングというよりスロージョギングと言ったほうがぴったりかもしれません。走る前の準備運動、ストレッチ、ウォーミングアップと走り終わってからのアフターケアは欠かさずに行います。

ヨガインストラクターと鍼灸師の立場からウォーミングアップとアフターケアのことを少しお話ししましょう。準備運動は足関節、ひざ関節、股関節、肩関節の可動域確認。ストレッチとしてはハムストリング、大腿四頭筋、体側の伸展、体幹を捻るなどを行います。ランニングのアフターケアとしてマッサージや入浴は実行している方は多いと思います。お灸もアフターケアのお役立ちアイテムとして知っておいてくださいね。今回はランニングをする方への基本のツボを3つご案内します。土踏まずのアーチを保ち、走る推進力を向上させる母趾外転筋上にある然谷・大都・太白の3つのツボにお灸をしましょう。お灸ができないときでも指圧したりマッサージすると足の疲れが解消されます。

ランニングの時、どこに負担がかかりやすいかは一人一人違います。次回7月号では膝、腰、股関節の疲労回復のツボについてご案内いたします。

追記:豊平川マラソン、洞爺湖マラソンともに無事完走できました。

次は10月の札幌マラソンです!


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」402号(2019年6月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。