正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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デジ疲れ解消のツボ

     - 鍼灸治療

〝デジ疲れ〟とはデジタル機器(スマホ、パソコン、タブレットなど)を長時間使うことによって起こる疲労のことです。

今やスマホは日常生活に欠かせないものとなっています。

2021年の NHK放送文化研究所の調査によりますと国民のスマホ使用時間は1日平均1時間18分だそうです。

あら、たいしたことないんじゃないと思ってしまいました。
ただ、赤ちゃんから高齢の方までの平均です。学生の使用時間は7時間前後になっています。

便利で楽しいスマホです。またパソコンなどは仕事、勉強に欠かせないものですが長時間使うことにより肩こり、目の疲れ、不眠などの原因になります。

厚労省でもデジタル作業は1時間以内にし10~15分休憩を取るという指針を示しています。お仕事が立て込む時などこの通りにはできないでしょうがトイレに立つタイミングなどを利用して次のツボを押してみてはいかがでしょう。

やさしいチカラで3~5秒くらい押していただくとよいかと思います。

目の疲れに効くツボ

攅竹(さんちく)
眉頭のすぐ下

睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根のあいだ

太陽(たいよう)
眉尻と目尻の間の骨の外側

首こり・肩こりに効くツボ

風池(ふうち) 
首の後ろの生え際、うなじの筋肉の外側のくぼみ

肩井(けんせい)
首の付け根と肩先を結んだ中間

眠りに効くツボ

百会(ひゃくえ)
正中線と左右の耳上から伸ばした線が交差するところ


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」478号(2025年10月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。