正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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鼻水・鼻づまり~花粉症ですか?

     - 鍼灸治療

病気でなくとも、風邪気味だったり寝不足だったりすると鼻がつまって息苦しくなります。アレルギー体質の人はとくに春先、花粉症で鼻水・鼻づまりで悩まされます。スギ花粉の被害の少ない北海道ですが新緑のシーズンを迎えシラカバ、カモガヤなどの花粉でお悩みのかたも多いことでしょう。鼻水・鼻づまりに有効なツボとしては頭と顔にある百会・睛明・迎香があります。指先を使い少し痛いくらいに押すのがコツです。(一押し三~五秒*三回~五回)首の後ろにある大椎 も同様ですが灸治療のほうがよく効きます。

ただし、これらのツボはとりあえず症状を緩和するものであり、花粉症・アレルギー性鼻炎のある方は東洋医学でいうところの肺の臓、脾の臓、腎の臓のいずれかが悪いために失調をきたしているのであり、その臓を調整しなければ根本的な解決となりません。つまり体質の改善です。体質改善の強力な味方にはF・E酵素断食がありますので毎年花粉症でお悩みの方はぜひご一考を!

  • 百会
    左右の耳の上端を結ぶ線と正中線の交差するところ
  • 睛明
    目頭と鼻の付け根のあいだ
  • 迎香
    小鼻のすぐ外側
  • 大椎
    首を前に倒して一番飛び出ている骨のすぐ下

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この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」257号(2007年5月7日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。