正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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男性も冷えに注意!

     - 鍼灸治療

冷え性は女性の専売特許のように思われていますが案外、男性も冷えている方が多いです。
「えっ?」と思われた方は、朝、目が覚めたとき布団の中でわきの下に手を挟み、
次にその手をおなかの上に置いてみてください。
わきの下よりおなかのほうが冷たいと感じたら「冷え」がある可能性があります。
すこしくらい「冷え」があっても病気じゃないし、東洋医学の抽象的な概念ではないかと思われがちですが、
生理学的に「冷え」を説明しますと次のようになります。

ストレス過剰→自律神経の乱れ→血管の収縮・拡張の乱れ→血流が滞る→肩こり、頭痛、疲労感、過敏性腸症候群などの不快症状があらわれる

「冷え」の原因はストレス以外にライフスタイルの中にもあります。次のような方は要注意です。
①シャワーのみで湯船に入らない
②アンダーシャツ、ステテコなどの着用をしなくなった
③冷たい物の飲食過多
④夜型の生活
⑤基本的な食生活の乱れ
⑥運動不足

「冷え」が気になる方は①~⑥に注意していただけるとよいですね。
体の外からも中からも冷やさない、冷えたなと感じたら温めるということで元気に夏を乗り切ってください。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」272号(2008年8月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。