正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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健康を考える 自らの健康は自ら守る

健康の重要性は誰もが認めていながら、日常その重要性に気がつかないものです。また、自分が健康であって当然のことのように感じている人が多いようです。その一方で、多くの人が健康に関連する情報や健康グッズに関心を寄せています。たとえば、健康情報番組、健康器具、健康食品・補助食品、健康作りに関する運動など、「健康」とついた商品が氾濫しています。私たちは自分にとって必要な情報・物を選択できる利口な消費者にならねばなりません。

かつて成人病といわれていたものは、生活習慣病と変わっています。成人だけの特別なことではなくなってしまったからです。若者は中年や高齢の人と比べて、夜更かししたり、朝食抜きであったりすることが多く、生活が不規則になることが多いと言われています。また、友人や家族との関係に問題を感じていたり、社会的、精神的な問題を抱えている場合もあります。若いときには健康に自信があり、身体的にも無理をする傾向があるようです。しかし、この若い年代から適切な健康管理をすることが、中年期以降の生活習慣病の予防につながるのです。

豊かな人生を送るため、充実した人生とするためには、やはり健康であることが重要です。自らの健康は自ら守る。そのために何が必要なのか、考えてみたいと思います。健康への理解を深め、自らの健康について考え、さらに適切に健康管理ができるようになるための参考になればと願っています。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」183号(2001年3月5日発行)に掲載された記事です。

著者
村田 和香
北海道大学 大学院保健科学研究院 生活機能学分野 教授
保健学博士

略歴
札幌市内の老人病院に作業療法士として勤務。その時に、病気や障害を抱えた高齢者の強さと逞しさを実感。以後、人生のまとめの時である老年期を研究対象とし、作業療法の臨床実践、教育・研究のテーマとしている。