正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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冬支度~ココロもカラダも日常も~

     - 鍼灸治療

今年は11月7日が立冬です。冬支度はお済みですか?
「冬支度」ってなんだか、いい言葉ですよね。ポジティブな感じがします。
これから北海道は氷点下の寒さとたくさんの雪が待ち構えていますから
何らかの準備をしないといけません。

私の子供の頃、今から半世紀以上前のお話になります。
冬が近づくと漬物用の野菜を買い込み、越冬用の野菜も買い、
ひと冬分の石炭を配送してもらっていた記憶があります。
さあ、ムロ(食料保存用の半地下の場所)の中も物置小屋も石炭小屋もいっぱいだから
冬将軍よ、いつでも来い!という感じでした。
今は物資の流通が行き渡り、住宅環境も暖房事情も私の子供の頃とは違い、快適になりました。

それでも、この時期は冬囲いをしたり、冬タイヤへの交換の予約をしたり、
暖房器具の点検をしたり、インフルエンザの予防ワクチンを接種したりが今の私の冬支度でしょうか。
そして私のもうひとつの冬支度。
ウィンターブルーの傾向がある私は日照時間の少なくなるこの時期、
北海道よりまだ日差しの強い南や西の方に旅行に出かけ少しでも陽を浴びるようにしていました。
しかし、今年は自粛することにいたしました。
それで、お天気の良い日はウォーキングやランニングを心がけ、できるだけ陽の光を浴び、
ウィンターブルー解消に役立つ脳内セロトニンを増やそうと思います。
そしてセロトニンの材料となるトリプトファンを含む大豆製品なども摂るように心がけます。
子供の頃、雪が降ることをあんなに楽しみだったことを思い出して…


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」419号(2020年11月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。