紙の書籍と電子書籍
- 鍼灸治療
10月27日からは読書週間です。
読書といえば本。新しい本はインクの匂いも楽しみのひとつです。そしてページをめくり、おもしろい本は読み終えるのが惜しくて、いったん本を閉じて残りのページを推し量ったりしてしまいます。本好きの悩みとしては読み終えた本がどんどん増えていくということでしょうか。
このごろは電子書籍というものが普及しているようです。何百冊、何千冊の本がタブレットやスマホやクラウドの中に収まっていて場所を取らないということで、私もトライしてみました。けれど、アナログな私は紙の本のほうがしっくりとします。
ただ、世の中は変わって行きます。紙の材料は木です。紙を消費することは木を消費している、大きなくくりの中では自然破壊ですよ、と言われたら「紙の方がいい!!」と大きな声で言う事がはばかられます。
2020年初頭からのコロナ禍の影響もあり、いろいろなことがデジタル化されています。在宅ワークが増え、電車に乗る人が減ったせいなのか大手出版社が電車の週刊誌の中づり広告を9月末に終了したと聞きます。私も電車の中で手持ち無沙汰なとき中づり広告を読んでいました。興味のわく記事を見つけましたらさっそく購入することもありました。
さて、こんなふうに紙の媒体が減る傾向にあります。そこで電子書籍について考えてみたり、調べてみたりしました。タブレット、スマホ、PCのディスプレイからはブルーライトが出ていることはもうご存知のことですね。ブルーライトはLEDの電灯やテレビからも出ています。ただ、光源からの距離がスマホ、タブレットは近いので目やカラダへの影響を考慮した方がいいようです。厚労省もブルーライトを発する機器を操作するときは1時間見たら15分程度休む。というガイドラインを出しています。電子書籍での読書も同様かと思われます。また夜にブルーライトを浴びると脳が睡眠モードになりにくくなるともいわれています。
秋の夜長、灯火親しむ候ではありますが皆さまには目が疲れないようにお過ごしくださいね。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」430号(2021年10月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
|
著者メッセージ |