正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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4月

     - 鍼灸治療

大学の9月入学が話題となった昨今ですが、やはり“4月”といえば入学・入社シーズンですね。

10代~20代の若者が着慣れない新しい制服やスーツに身を包み、進学や入社をしていく様子が目に浮かびます。なじみのある環境から離れ、新しい環境へ適応していく時期ですね。しかし、新しい環境に入っていくのは新入社員や進学したひとだけではありません。結婚、引っ越し、家族の増減、昇進、転勤、など私たちは年齢、性別を問わず変化していく時を経験します。

新しい環境へ適応するプロセスでは良いことやうれしいことであれ、悪いことであれ、人はストレス状態に陥ります。予想外の出来事への焦り、緊張による不快感、先行きへの不安、これらはストレッサー(精神的緊張)として脳に認識され一定の反応を見せます。私たちのカラダとココロは自律神経系、免疫系、ホルモン系を駆使してストレッサーに対応、回避しょうとしますがストレス状態が長く続くと心身のバランスを保つ機能(ホメオスタシス)が崩れ、身体的症状や精神的症状が出てきます。

4月は変化の月。

  1. 規則正しい生活
  2. バランスのとれた食事
  3. 良い睡眠
  4. 軽い運動
  5. お好きなやり方でのリラックス

を生活の中に取り入れて健やかに過ごしたいものですね。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」316号(2012年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。