正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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あなたの足裏はどのタイプ?

     - 鍼灸治療

1日中、体重を支え、働いている足。
重力のためもあって水分が下半身にたまり、だるくなったり、むくんだり、冷えたり。
下半身にたまってしまった水分を上半身にめぐらせるためには足裏のケアが効果的です。
ヨガに通っているみなさんはアサナに入る前に足の裏を押したり叩いたりしていますね。
あらためて足の裏をじっくり見てみませんか?足裏のタイプを3つに分けてみました。
ご自身足の裏を観察して体質の傾向とその対策を考えて見ましょう。

① 冷え湿りタイプ
下半身のむくみが足裏にあらわれてじっとりと湿っています。
それでいて上半身の肌はカサつきがち足湯や湯たんぽやお灸で足を温めると
冷えやむくみが解消され上半身へのめぐりもよくなります。

冷え湿りタイプ

② シワシワタイプ
カラダの使い方のクセが強いためカラダがゆがみやすいタイプです。
クセの強い方の足裏に深いシワやへこみが出るのでお灸でのケアがおすすめです。
めぐりもよくなります。

シワシワタイプ

③ カチカチひび割れ乾燥タイプ
精神的な緊張が抜けずカラダとココロが固まりやすいタイプです。
筋肉の張りが強く、便秘や子宮筋腫などからだの中にも固まりができやすいので
まず体中の硬さをほぐすことが大切です。
硬い部分にお灸をしてカラダをほぐし、ヨガをしてカラダもココロもやわらげましょう。

カチカチひび割れ乾燥タイプ

みなさんの足の裏はどのタイプでしたか?
お灸のケアができないかたもトントン叩いてあげるとカラダのめぐりお助けになりますよ。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」417号(2020年9月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。