正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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読書週間

     - 鍼灸治療

まだインターネットがない時代、わからない語句や用語を調べたいとき
①誰かに尋ねる
②辞書、百科事典をひく
が解決の手段でした。小学生ぐらいのときであれば辞書や学校の図書室の百科事典で調べたりしました。少し成長して最新の用語や外来語の意味を調べる必要があるときには「現代用語の基礎知識」が役に立ちました。「現代用語の基礎知識」と「広辞苑」は当時の私の必須アイテムでした。「現代用語の基礎知識」はいまも健在で販売されています。電子書籍版もあるようです。けれど、私がそれらを購入しなくなってから20数年が経ちます。今では耳なれない外来語、最新の造語、専門的な言葉などを調べるにはスマホ1台あれば事足りてしまいます。

百科事典はおいそれと買えないものでしたが辞書を買うにしろ参考書を買うにしろ漫画本を買うにしろ本屋さんには大変お世話になりました。その本屋さんの閉店が札幌では相次いでいます。残念なことです。学生時代“本の森の彷徨”という言葉に出会いました。なんてステキな言葉でしょう。必要な本を買う目的だけでなく、新聞などの書評とも関係なく、本の分野も関係なくずうっとずうっと書架の間を彷徨いつつ装丁の美しい本、斬新なデザインの本、また気になっていた作者の作品など手にとっては立ち読みし、ときには購入したりしました。

子供のころから本を読むのが好きだったので親から本を読めと強制されたことはありません。ただ、小・中学校のときの課題図書の読書感想文というのは苦手でした。本は読みたいなぁと思うものを読むのが一番と思っています。

10/27~11/9は読書週間だそうです。便利なスマホからちょっと離れて本のページをめくってみませんか?


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」443号(2022年11月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。