正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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ごぞんじですか?『妊活』

     - 鍼灸治療

今では「就活」、「婚活」という言葉は耳になじみましたね。では、「妊活」はいかがでしょう?

「妊活」とは妊娠へ向けての活動という意味だそうです。

2012年2月14日にNHKの「クローズアップ現代」という番組で〝卵子の老化〟が取り上げられました。その後、妊娠について卵子の視点からの情報が新聞、雑誌などで見受けられるようになりました。

女性にとって「老化」は一番聞きたくない言葉です。

女の子は生まれたときに原始卵胞というかたちで約200万個の卵子をもって生まれてきますが思春期のころには20〜30万個に減りその後1ヶ月に約1000個ずつ減り40代には約1万個まで減少します。

数と加齢。

もうひとつ、うれしくない数字。

産婦人科学会や厚生労働省の統計から25〜30歳まで25〜30%あった妊娠率が35歳からは18%に下がり40歳では5%というデータあります。

「妊活」のスタートは「まだまだ」「もうすこししてから」と思わないこと。数ヶ月間、基礎体温をつけて産婦人科でチェックしていただきましょう。そして、日常的には冷えの予防を心がけてください。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」323号(2012年11月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。