正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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秋冬にむけてお肌の調子はどうですか?

     - 鍼灸治療

いったい、いつになったら爽やかな秋風が吹いてくるのだろうと首にタオルを巻きながらこの原稿を書いています。
北海道、今年の夏はどうしてしまったのでしょう?

この時期、本来なら秋、冬へ向けて体の準備が整う頃なのですが、今年は異常に続く暑さに体調が乱れ、疲れが蓄積してきていませんか?

そして秋、冬になりますと女子にとって避けたい肌の乾燥の季節がやってきます。東洋医学の基本的な考え方を示している陰陽五行説でも秋は「燥」という気候の特徴を持っています。

夏の間、肌は体温調節のための発汗とともに皮脂もどんどん失われました。外的な保湿対策も大切ですが体の内部から血行を良くし、お肌の調子を整える「三陰交」というツボに注目してみましょう。今年の5月、NHK教育テレビ『きれいの魔法』という番組で三陰交にお灸をした前後にお顔の皮膚の水分量を測定しました。すると施灸後は1・5%~8%も水分量が増えました。三陰交は足にあるツボなのにお顔の保湿に効果がでるという経絡の不思議が実証される内容でした。

首都圏では『お灸女子』という言葉もあらわれ、セルフケアにお灸を取り入れている方も増えているとか。お灸で保湿力アップしたいな、夏の疲れを解消したいな、セルフケアしたいな・・・と思われるかたは、どうぞお問い合わせ下さい。

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この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」322号(2012年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。