正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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2023年を振り返って

     - 鍼灸治療

2023年ももうすぐ終わりますね。

この1年を振り返りますとさまざまなことがありました。

今年の春ころ、私のようなITに疎い者の耳にもチャットGPTの情報が入ってきました。生成AIといわれるものです。データやパターンを学習し新しいコンテンツを生成するAI(人工知能)です。

私はふっと1984年に作られた最初の『ターミネーター』という映画を思い浮かべました。近未来の2029年に人工知能スカイネットが反乱を起こし、人類は絶滅の危機に瀕します。それに抵抗する人類とスカイネットが送りこむターミネーターとの攻防が描かれた作品でした。ターミネーターの不気味さもさることながら人工知能が意思を持って人類を滅ぼそうとすることがとてもこわいと思いました。

夏休み前ころになると学生や生徒が生成AIを使って読書感想文などを作成することを懸念するニュースが流れました。同時期には自治体や企業などでも使い始め仕事の効率が上がったとの報道もありました。つい先日は首相のフェイク動画がネットで拡散されました。この動画はまだ稚拙なところがあり気付かれたのですがAIはディープラーニングをしてどんどんどんどん賢くなります。

大通にお気に入りの蕎麦屋さんがあります。12月上旬まで店内改装でお休みです。たまたま豊平区西岡でチェーン店を見つけ入店して驚きました。こちらへどうぞと案内されたら、席のQRコードをスマホで読み取りスマホで注文をします。運んできたのは人間でしたが。さて、お会計をと見回すとレジには人がいません伝票のバーコードを機械にかざして支払いをするシステムです。戸惑いがおさまらず、好物のカレー南蛮もどんな味だかわからないままでした。

4年間人々を震撼させたコロナもおさまりをみせ、日常生活がコロナ前に戻ってきましたがいろいろなことが小さく、大きく変わっているようです。変わっていく世の中にあまり遅れを取らぬようにしなければなぁと思う年の暮れです。

みなさま今年も拙文を読んでいただきありがとうございました。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」456号(2023年12月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。