春を探しに
- 鍼灸治療
雪がとけ、春めいてきた4月上旬に岩見沢市の毛陽へ出かけました。毛陽は国道12号線から右手に入ります。けれども行けども行けどもなかなか到着しません。やっと到着しましたが山間部のためかまだまだ冬の気配を残していました。植物や木々が芽を出すにはまだ早かったようです。それでも木立の間にエゾリスを発見。
4月中旬には電車で手稲区の星置緑地の散策に出かけました。星置緑地は星置川の扇状地で豊富な湧水があった湿生林だったそうです。木道を歩いていきますとコジマエンレイソウ、ミズバショウ、エゾノリュウキンカなどが咲いていました。どの花も北海道の有名な菓子店の包装紙で目にしています。ちょうど季節が良かったのでしょうか、エゾノリュウキンカがこんなにたくさん群生しているのは初めて見ました。エゾノリュウキンカは葉がフキの葉に似ていることからヤチブキとも呼ばれています。若い株の茎や葉を天ぷらにしたり、茹でて水にさらしておひたしにしたりするそうです。残念ながら私は食べたことがありません。エゾノリュウキンカはアイヌ語ではラフトウリ言われアイヌの方たちもラタシケプ(野菜・豆類を魚脂、獣脂で味付けして煮たもの)にして食べます。
そして私のホームグラウンドの真駒内公園のカタクリの花はどうかしらと思い、4月21日にジョキングがてら群生地を見てみましたが花はもう少し先のようです。雪に閉ざされて、自然の中を歩くことから遠のいていましたが春を感じながら野外を歩くのはなかなかいいものでした。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」461号(2024年5月7日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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