正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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1年が終わりますね

     - 鍼灸治療

先日友人が「私、毎年この1年何もしてこなかったなぁ…とこの時期は落ち込む」と言っていました。

たとえば、学生時代の1年間は体育祭・文化祭などのイベントがあったり、受験や進学など明確なできごとがありましたね。会社などに勤めている時は新しい企画を立ち上げた、昇進、昇給したなど「今年はこんなことをしたぞ!」というものがありました。

それでは、私は…?とこの1年を振り返ってみますと、これといって何か成し遂げたなぁというのは特になくて…。

ただ、小さなことではありますが日常の中での初めての体験というのは印象に残っています。未来5月号にも書かせていただきましたが山椒の佃煮作り。夏には毎年たくさん採れるミニトマトをなんとかしようとドライトマトを作り。そして毎年恒例のブルーベリージャム作り。こんな手仕事をしていますと大好きな梨木香歩さんの小説『西の魔女が死んだ』にでてくる私のあこがれのおばあさんに近づけたような気持ちになります。そして初秋に大分の知人からカボスをたくさんいただきジャムにいたしました。今はにしん漬けが熟成中ございます。おいしくできあがりますかどうか・・・。

小さなことですが、今までしたことのないことをやってみるというのはなんだかわくわくし、嬉しいことでございました。次にめぐってくる365日も四季の移り変わりを感じながらていねいに暮らしてゆきたいと思います。

『未来』の読者のみなさま今年もありがとうございました。

良いお年をお迎えください。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」348号(2014年12月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。