正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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こうのとりヨガ 1年が経ちました

     - 鍼灸治療

F&E鍼灸院を開院以来、大切に取り組んでいることに妊娠を希望する方々への鍼灸治療があります。

こちらを目的に来院される方はクリニックでの治療と鍼灸治療を併用されている方が殆どです。クリニックに通い、最新の精密な治療をするからにはすぐに妊娠に至るであろうと思いがちですがなかなかそうではありません。私たちの体は妊娠が成立するためには“神秘”と思えるくらい複雑な過程を経ているのです。

妊活中の方々と接していまして気づきましたのは、クリニックでないとできない最先端の技術を、より効果的にするのはその方の持っている“カラダのチカラ”が大事ではないかしらということです。

では“カラダのチカラ”とは一体何でしょう?

私はその方が本来持っている生命力と考えます。そのチカラは一定ではなく日常生活の過ごし方や食生活やカラダの使い方で少しずつ変化しています。妊活中の方に意識していただきたいのは生理周期のなかで開閉を繰り返している骨盤です。妊娠を希望する方には骨盤の開閉に逆らわないアサナの選択は大事なことなのでそこにポイントをおいたクラスを2015年5月に開設させていただきました。

初回はご祝儀参加をしてくださる方もいまして7名、その後は2〜5名の参加でしたが1年目を迎えた、先日5月20日は10名の参加があり大変、心を強くいたしました。

妊活中の方だけではなく、女性であれば心のどこかに“いつか、子どもを産むのかな・・・”という想いがあるのではないでしょうか。妊活中の方も、そうではない方もご自身のカラダを丁寧に観察し生理周期に適切なヨガに取り組んでいただき、骨盤にうれしいヨガをしていただければさいわいです。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」366号(2016年6月6日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。