正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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妊活のこと~春編~

     - 鍼灸治療

春は変化のとき。

世の中も入学、進学、就職、昇進、部署変え、転勤など1年で一番動きが感じられます。妊活の鍼灸治療でかかわらせていただいている方にも、パートナーさんの転勤にともない札幌を離れた方が何名かいらっしゃいます。

病院での妊活治療は女性の体のホルモン周期を基準に行われます。札幌の病院のデータを持って移転先へ行ってもおそらく現地の病院でもう一度、最初からの検査をしなければならないと推測されます。ドクターやナースとのコミュニケーションもまた作り上げていかなければなりません。

けれど、これは誰のせいでもなく、やむをえないことと受け止めていただければなぁと思います。妊活から少しのあいだ離れた“時間”をむしろ大切に、丁寧に過ごしていただければと思います。思うようにならないことにイライラしたり、取り越し苦労は副交感神経が働きにくくなります。副交感神経の働きが低下しますと血流にも良いことではありません。ゆっくりお風呂に入ったり、たのしいことをしたり、YOGAをしたりとリラックスできる時間をつくりましょう。

最近“TKT48”という団体があるのを知りました。Tは転、Kは勤、Tは妻のローマ字の頭文字。48は47都道府県+海外で“TKT48”。47都道府県と海外にいる“転勤妻”のネットワークです。札幌市民活動支援センター登録団体でもありますので転勤先で何か知りたいことがありましたらご参考にされるのもよいかと思います。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」376号(2017年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。