正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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     - 鍼灸治療

4月は生活環境が大きく変わる時期です。

高校や大学への進学。新社会人として就職。あるいは転勤、昇進。

気温も徐々に上がり、気分も上がる季節でもありますが高揚感の中で体調をくずされるかたが多いなというのが鍼灸師としての実感でもあります。

実は、ヒトは“変化”に弱いのだそうです。うれしい変化でも無意識のうちにストレスを生じさせています。学生さんや社会人に限らず家族をサポートしている主婦の方々もご家族の変化はストレスとなっていると思います。

“ココロを元気にしましょう”というのはなかなかむずかしいことですがカラダを整え、元気にする方法はいくつか持っていますのでご紹介いたしましょう。

① 食事
バランスの良い食事をとるのはもちろんですが、スマホを見ながら食事はしない。
目と鼻と舌で食材を丁寧に味わう。

② 休日はゆっくり休む
カラダを上手に休めることも仕事のスキルのひとつです。

③ 意識的に手抜き
完璧主義におちいりませんように・・・

そして鍼灸師といたしましてはストレス解消に役立つ2つのツボをご案内いたします。

神門(しんもん)
精神的な緊張をほぐし、イライラした気分を鎮めます。
特に不安感が強いとき、このツボを刺激するとよいでしょう。

合谷(ごうこく)
気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。
ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す働きがあります。

4月22日(日)には「新生活応援!!」のお灸教室を開催いたします。みなさまの“ココロとカラダ”の元気のお手伝いになれば幸いです。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」388号(2018年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。