ナツメ茶
- 鍼灸治療
鍼灸院のお客さまから乾燥ナツメをいただきました。
はて?どうして食べたらよいものかとネット検索いたしました。
今の時代はネット上にありとあらゆる情報が載っています。
乾燥したナツメは漢方の世界では大棗(たいそう)といわれ、甘味を持つことから苦味の強い漢方薬と組み合わせ、漢方処方に多く使われています。みなさんよくご存知の葛根湯にも配合されています。
大棗の効能を調べていますと
◎体を温め冷えを改善する
◎鎮痛・鎮静効果
◎貧血を予防する
◎むくみを改善する
◎便秘や下痢を改善する
などの効果があることがわかりました。さて、それではどう食しましょうか?
そのまま食べるのもよいそうですがそれでは芸がありません。
大きく刻んでシナモンステイック、生姜で50分煎じてナツメ茶にいたしました。お砂糖は入れていませんのにほんのりと甘く大変美味しい。
煎じている間、家の中は日本ではないどこか異国のようなスパイシーな香りに包まれていました。中国では『一日三棗 終生不顕老』(1日3個のナツメを食べれば老いない)といわれあの絶世の美女、楊貴妃も好んで食べたそうです。
楊貴妃の足元にも及びませんがこれでちょっぴりですが“老い”を遠ざけることができたかなとニンマリしております。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」398号(2019年2月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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