正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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こんにちは赤ちゃん 妊活〜妊娠〜出産

     - 鍼灸治療

開院以来、妊活中の方々のお身体を整えるお手伝いをしてまいりました。たくさんの方々の涙と怒りと笑顔に接してまいりました。

2017年9月、当院に妊活鍼灸治療にいらしてくださっていたAさん(42歳)が2019年4月某日男児を出産されました。妊活鍼灸に関わらせていただく者としてとても嬉しい出来事でした。

妊活鍼灸の初診時はクリニックでの検査結果や治療の経過を伺い、ご本人のお考えやパートナーの方のお考えをお尋ねしてから施術いたします。ふ〜っとAさんと始めてお会いしお話したときのことが思い出されました。2013年からクリニックでの不妊治療を開始し不妊治療のタイトなスケジュールとタイトな仕事とのはざまで体調を崩しお仕事をやめられたところでした。

1回めの施術を終え支払いを済ませてドアを出ながら振り向いて「こちらでは40歳でも妊娠した人いますか?」とお尋ねになりました。ああAさんが今日一番聞きたかったこと、確認したかったことはこのことだったのだなと思いました。「全員ではありませんが何人もいらっしゃいますよ」とお答えしました。その後クリニックでの治療のスケジュールと連動させながら週に1回くらいのペースで通院してくださいました。2018年の2月ごろ、「もう貯金も底をつきそうだし4月からまた仕事を再開することにしました。ただ、仕事を再開して妊娠したら再就職に尽力してくださった方や職場に申し訳ない・・・」とおっしゃいました。「Aさんにとって一番大事なことを優先させましょうよ。仕事すぐやめてなんてヤツだって思われたっていいじゃない」と申し上げました。2018年8月には胎児の心拍が確認されこの春、待望の赤ちゃんを胸に抱きました。

本当におめでとうございました。

祝 改元

お名前に「令」「和」がある方は初診の方はカルテ作成料半額
再診の方は施術料から500円割引

いたします


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」401号(2019年5月7日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。