正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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4月

     - 鍼灸治療

夕方に仕事を終えてビルを出ると街の空気感が違うことがあります。街がなんとなくはしゃいでいるような気がします。そこで、あっ、今日は金曜日だったんだっけと気づいたりします。

毎年4月になって感じるのは他の月とは違い、朝も昼も夕方もはずんだ空気感を感じます。「さあ!!新しいこと始まる!」という空気感です。

東洋医学は「気」「血」「水」がカラダをめぐるという考え方が根底にあります。それを学び、実践している身としては実態のある「血」「水」と違い「気」について聞かれお答えすることがいつも難しい。「気」の特質は特定の形がなく絶えず流動しつつ相互(人間 ⇆ 森羅万象)に作用していると考えます。人体にさまざまな「気」が流れていると考える東洋医学は「気」のめぐりをつかさどる臓器とそのめぐりをとらえる複合的な視点があります。

そして「気」はカラダをめぐるだけではありません。古代中国では国家の存亡をかけた戦さの時、軍師は遠方にどれくらいの敵がいるのか、空の雲の形、空中の「気」= 遠方でも大軍勢がいるとそれらの呼気や体温などから敵の気配を読み取ることが必要とされていました。戦さという大変な場面ではありませんがたくさんの人の思いが目には見えないけど場の空気として感じとることが現代でもあるのではないでしょうか。

”4月”に話が戻りますが、4月は何か新しいことが始まるとき。生活が変わります。その方をサポートしているご家族の方も生活のリズムが変わります。どなたも新しい環境・生活にうまく対応できますよう上手にカラダとココロを休ませてください。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」472号(2025年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。