正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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あずきのホットパックでホカホカ

     - 鍼灸治療

だんだん日が短くなり冬至も近づいてまいりました。
冬至にカボチャとあずきのいとこ煮を作るとき、
あずきを少し多めに買って、ホットパックを作ってみませんか?
作り方はいたって簡単。綿100%の布(タオル、日本手ぬぐいでもいいです)を
下の図のように縫って、均等にあずきを入れて縫い止めるだけです。
あずきの量に決まりはありませんが、私は総量が600gになるように作ってみました。
これを電子レンジで温めます。
電子レンジのワット数により温める時間が異なりますが、
私の使用している750Wの電子レンジでは3分で充分です。

温めたあずきパックは、下の図のように肩に乗せますと肩こりの緩和にも良いですし、
ちょっと風邪っぽい、首のあたりがゾクゾクするなぁというときに
首の後ろにある風邪(ふうじゃ)の入り込んでくる風府・風門のツボを
温めますので、風邪の予防にもなります。
その他に、腰を温めたり、おなかを温めたりしますと
熱すぎないじんわりしたぬくもりが気持ちよいです。
かすかに漂うあずきの香りにも癒されます。
小さいパックを作って目を温めるのも目の疲れの解消になります。
なにかと忙しい12月です。疲れたときは無理をせずカラダを温めて休息して下さいませ。

《注 意》
*電子レンジで加熱し過ぎないようにして下さい。あずきがはじけることがあります。
*布は綿100%を使用して下さい。
*使用頻度にもよりますが作成後1年くらいで処分し、食用にはしないで下さい。
*やけどしないように取り扱って下さい。

【図】

あずきホットパック


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」276号(2008年12月20日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。