正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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妊活に鍼灸

     - 鍼灸治療

不妊の原因が女性に多いと思っているかたが今も多いですね。
1996年のWHOの調査では48%が男性に原因があります。
男性側の原因として
・造精機能障害
・性機能障害
・精路通過障害
・加齢による問題など

女性側の原因として
・排卵因子
・卵管因子
・頸管因子
・免疫因子
・子宮因子

などがあげられます。
この中には西洋医学でなければ解決できないものがあります。
それを確認せずに鍼灸治療をすることは貴重な時間を浪費することになります。
私たちの治療院では病院での検査結果を確認し、
鍼灸が役立てる次の3つのポイントをターゲットとし妊娠へのサポートをしております。

1.排卵・採卵に向けた卵巣機能を整える
2.着床に向け内膜の充実を図る
3.妊活治療中におこるストレスの緩和

鍼灸治療では子宮動脈や卵巣動脈の血流を良くし骨盤内の環境を整えます。
妊活中のストレスからくる不定愁訴の緩和をはかります。
また、治療に対する不安や悩みを話すことがみなさんのココロの安定になっているのかなと思います。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」410号(2020年2月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。