マタニティヨガのみなさんと一緒に・・・
- 鍼灸治療
今年の5月からマタニテイヨガクラスに参加する機会がふえました。
一緒にヨガをしたりマタニテイライフを快適に過ごしていただくために
東洋医学の立場からつわり・むくみ・腰痛・母乳がよくでるように…など
アドバイスをさせていただいています。
妊婦さんたちとお話をしおなかを触らせていただいていますと
おなかの赤ちゃんともコミュニケーションができるような気がするのが不思議です。
「気持ちよく過ごしているかな?元気に生まれておいでね~。」と話しかけながら。
妊娠中に当院で鍼灸治療を希望する方のほとんどは逆子と陣痛緩和ですが
開院して約4年になりますと妊娠前から鍼灸治療を受けていてくださった方が
妊娠されたあとも肩こりや腰痛、つわりなどで体の調整にいらして下さいます。
鍼灸治療になじみのないかたは妊娠中に鍼灸治療を行うことは…?と
心配される方もいらっしゃるでしょうが、お薬の服用と違い、
副作用を心配することのないのが鍼灸の治療です。
そして妊娠中に鍼灸治療に来られたかたには必ず安産の灸をさせていただいております。
女性にとっての名穴、三陰交へお灸をしますと子宮内血流量の増加がみられるという
科学的なデータもあります(1987年 東邦医大・1995年 東京女子医大)。
子宮内血流量が増えると言うことは赤ちゃんへの酸素・栄養がしっかり送り届けられるということです。
私の鍼灸治療の基本方針は患者様本位をモットーとさせていただいておりますが
妊娠している方はご本人ともうひとりおなかの中にいらっしゃる方と
おふたりをいつも考えて治療にあたらせていただいております。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」287号(2009年11月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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