正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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肩こり解消には・・・

     - 鍼灸治療

私がまだ20代半ばの、ある冬のことでした。
セーターを脱ごうとしたところ、肩の激痛で脱ぐことができませんでした。
翌日、整形外科を受診しましたら肩こりと診断。
ドクターに「何か運動をしなさいよ」と諭され薬も湿布も出ませんでした。
運動が大苦手の私にできる運動なんて・・・何がある・・・?
今みたいにインターネットもなく、いろいろな情報が調べにくい時代でした。
それでも〝ヨガ〟というものは、
どうやら対戦型でもなく静かな動きのようであることを知り、始めることになりました。
それが40年も続いてしまいました。
肩こりの原因には
① 首や背中が緊張するような姿勢での作業
② 猫背、前かがみなど姿勢がよくない
③ 運動不足
④ 精神的なストレス
⑤ 長時間同じ姿勢
⑥ なで肩
⑦ ショルダーバックをいつも同じ肩にかける
などがあります。

かつての私のようにならないために、皆さんも原因を考えて予防してくださいね。
コロナ禍の今はヨガに通うことも躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。
ゆるやかな肩・首のストレッチや、お風呂はシャワーだけで済ませずできるだけ湯船につかりましょう。
肩こりに効果のあるツボを押してみるというのもよいでしょう。
それぞれのツボを気持ちの良い強さで3秒~5秒ほど押してください

4月は新しいことが始まる季節です。うれしいことも、ちょっぴり緊張することもあります。
お休みの日はゆっくりお風呂に入ってリラックスして下さいね。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」424号(2021年4月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。