バラのチカラ
- 鍼灸治療
金曜日夜のアロマリラックスヨガを4月から担当させていただいています。毎回リラックス効果のある精油(※1)で芳香浴(※2)しながらのヨガのクラスです。先日はローズの精油を使いました。
この精油は更年期の不調が起きた時に使おうと購入、保管しておいたものです。ありがたいことにこれといった不調もなく過ぎて行ったようでありますので皆さんに楽しんでいただきました。
ローズは『精油の女王』と言われ、たくさんの効能があります。その中のストレスを和らげる効果につきましては資生堂ライフサイエンス研究所の実験があります。ストレスを与えた被験者にバラの香りを嗅がせた場合とそうでない場合について血中コルチゾールの濃度を比較しましたら香りなし群では血中濃度は35%も増加し、香りがある群では増加しなかったというデータがでました。
ローズの精油は4tのバラの花から1Lしかとれません。したがって他の精油にくらべ少しお値段が張ります。お手頃‥と思われるものは合成製品の場合があります。香りを楽しむだけだからと思わずに、呼吸によって肺を通して血液中に入ってくるものですから天然のものをお選びください。
北海道は6月がバラの開花期となります。バラの効能を知ってからは、ほぼ毎年秩父別のローズガーデンを訪ねてバラの花と香りを楽しんでいます。機会がありましたら皆さんもぜひ行ってみて下さい。
ローズの効能
カラダ・・・女性ホルモンのバランスを整えるので、婦人科系の諸症状に効果があります。
ココロ・・・ストレスや不安などを解消し、明るい気分にします。
スキンケア・・・乾燥肌や敏感肌、特にお肌の老化に効果があります。若返りの精油です。
※1精油
植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹皮などから抽出した天然素材の有効成分を含有した揮発性の芳香物質
※2芳香浴
精油を空気中に拡散し、香りを楽しむことにより心身のバランスを整える方法
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」318号(2012年6月5日発行)に掲載された記事です。
著者 ●鍼灸師 |
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