正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

*

お灸で夏の“冷え”対策

     - 鍼灸治療

毎年、この季節は夏の〝冷え〟対策について書かせていただいております。

節電のため冷房の設定温度は以前より高めにされているといわれていますが、私などは映画館に2時間程度いただけでも冷えたなぁと感じます。

まして一日中、冷房の効いたオフイスにいる方は冷えの蓄積が多く、不調を感じることがあるのではないかと思います。

〝冷え〟対策として日常生活の中でできることをいくつかあげてみましょう。

  1. 女性は男性に比べ筋肉量が少ないため冷えやすい体となっています。
    筋肉は熱を産生する役割があります。汗をかくことを嫌がらず適度に運動をしましょう。
  2. 女性の体のリズムとして生理が始まる前は体温が高く生理が始まると体温が下がります。この時に〝冷え〟が入り込みやすいのでお腹や腰、足首など冷やさないでほしいものです。
  3. 入浴はシャワーのみとせずに出来るだけ湯船につかってください。
  4. 氷の入った冷たい飲み物の取り過ぎ、甘い物の取り過ぎは体を冷やしますので要注意です。

また、これらに加えて鍼灸師の立場から〝冷え〟の対策としてお灸をお勧めいたします。

インターネット、雑誌、TVなどの情報でお灸に関心を持つ〝女子〟が増えていると言われています。しかし実際に試してみているかたはそんなに多くはありません。やはり初めてのときにはマンツーマンでツボの位置やお灸の取り扱いを知りたいですよね。

当院には「おうちDEお灸」というそのかたに適したお灸が30個付きでマンツーマンでご案内できるメニューがございます。〝冷え〟が気になる方はぜひお問い合わせください。

〝冷え〟解消のツボ


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」344号(2014年8月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。